コツコツ健康「骨」コラムCOLUMN
子供の夏休みランチに!
ぱぱっと作れる
「骨太メニュー」1週間レシピ
いよいよ夏休みシーズン。子供たちにとってはワクワクでも、保護者の方々にとっては何かと大変な時期ですよね。
コツコツ骨ラボが小中学生のお子さんを持つお母さんたちに実施した調査によると、夏休みなど学校で昼食を食べない時期の子供の食に関して、なんと約8割が何らかの悩みをかかえていることがわかりました。第1位は、半数以上が悩む「昼食のメニューに苦労する(53.6%)」でした。続いて「昼食を用意するために時間や手間がかかる(34.3%)」「栄養バランスが悪くなる(28.6%)」という結果に。みなさんのご家庭ではいかがでしょうか。自分一人だけなら夕飯の残りなどでさっとすませられても、育ち盛りのお子さんがいるとなかなかそうはいきませんよね。特に学校給食が出るところのご家庭は、なおさら苦労されているようでした。
そんな悩みを少しでも軽減できればと、今回は手軽に作れて栄養もしっかり摂れるランチのお助けレシピを1週間分ご用意しました。
どのメニューも骨のために摂っておきたい「カルシウム」「ビタミンD」「ビタミンK」の3つの栄養素をしっかり摂ることができるので、成長期の子供の体づくりや丈夫な骨づくりにぴったり!しかも、買い置きに便利な缶詰や冷凍野菜などを使って、かんたんに作れるものばかりです。
小さなお子さんにはお手伝いをしてもらいながら一緒に作るのもおすすめですし、小学生や中学生なら自分で作れてしまうのではないでしょうか。手軽でおいしいだけでなく、子供に積極的に食べさせたい野菜の量もきちんと計算ずみのメニューです。緑黄色野菜の中でも、葉物野菜には、ビタミンKが含まれるものも多いのです。普段はあまり台所に立たないお料理初心者の方も、ぜひチャレンジしてみてください。きっと夏休みのご家庭の食卓が楽しくなること、間違いなしですよ!
日本獣医生命科学大学 客員教授 栄養士 佐藤 秀美 氏
横浜国立大学卒業後、企業で調理機器の研究開発に従事。その後、お茶の水女子大学大学院修士・博士課程を修了。学術博士。専門は食物学。複数の大学で非常勤講師を務めるかたわら専門学校を卒業し、栄養士免許を取得。研究者と主婦の目線で料理や栄養を研究。著書多数。